月夜の会議

「そろそろ結論を出さねばならん。」
大木の洞の暗闇から、ヤミヨの声が響きました。
…いつまで待っても埒があかん。…
後の言葉は洞のふちを這っていた、ヤモリにだけ聞こえるほどのつぶやきでした。
木の根元におかれた大きな卵は、今にもかえりそうに怪しくうごめいて見えました。

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